デジタルストーリーテリングの世界

プロジェクトS「デジタルストーリーテリングを学習の場で」

三重大学教職大学院(教育学研究科教職実践高度化専攻) 須曽野 研究室

Supported by 須曽野 仁志 Since 2007.11.16 Updated 2024.5.30


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デジタルストーリーテリングについて
    もっと詳しく デジタルストーリーテリングって何?
            学習者が作ることに意義あるデジタルストーリーテリング


 デジタルストーリーテリングを作ってみませんか? デジタルストーリーテリングは、コンピュータにすでに入っている動画編集ソフト(Windows ムービーメーカーなど)や録音用ソフトで作成できます。
 デジタルストーリー(Digital Story)とは、制作者がコンピュータなどのデジタル機器を利用し、画像(デジカメ画像、スキャナで取り込んだ写真や絵、マウスで書いた画像など)を、制作者自身が録音した語り(ナレーション、英語では「語り」はnarrative)でつなげていく「お話」です。そのストーリーを制作・発表することを、デジタルストーリーテリング(Digital Storytelling)と言います。

 私たちがデジタルストーリーテリングにとり組みはじめて、2010年で5年となります。デジタルストーリーテリングの楽しみは、無限で、奥深いですよ。



上のTシャツ・トレーナー デザイン  by 鏡 愛 2010.1.18



制作方法紹介ビデオ
Windows Media Player用です。クリックして、映像を表示できますが、右クリックして、「対象をファイルに保存」(IE)「名前を付けてリンク先を保存」(Firefox)してからご覧になることもできます。途中のコンピュータ操作方法の説明は共通です(小学生用を除き)。
・「自分への手紙」デジタルストーリーテリング
・実体験活動(職業体験、実習など)のためのデジタルストーリーテリング(大学生・高校生向き)

・育児中のママ・パパ、そして家族のためのデジタルストーリーテリング

冠婚葬祭で使えるデジタルストーリーテリング(約30分)
国際理解学習・英語・語学で使えるデジタルストーリーテリング(約30分)
教員免許更新講習で使えるデジタルストーリーテリング(約40分
60歳からのデジタルストーリーテリング(約30分
新人教員のためのデジタルストーリーテリング(約30分)
職場研修で使えるデジタルストーリーテリング(約30分) 特に看護師さん、栄養士さん、福祉関係
トラベラーズ(旅行者)のためのデジタルストーリーテリング
現職教員のためのデジタルストーリーテリング(約30分)
小学校高学年用(約15分)
教育管理職(校長、教頭、教育委員会)のためのデジタルストーリーテリング
大学生のためのデジタルストーリーテリング(約30分)全国国立大学教育実践関連センターでのプロジェクトに協力して制作したものです


詳しい作品一覧リストへ

須曽野作品紹介
カナダ・トロントからの手紙(2010.6.30)
40歳だった私へ−−10年間の米国学校訪問(2010.6.17)
iPadを楽しもう−−Let’s enjoy iPad!(2010.6.4)
娘の自転車記念日(2010.6.6)

フランス語が大好きだった二十歳の私へ
2050年、孫へのデジタル手紙
はじめてのピアノはっぴょうかい
娘が生まれた夏
娘が生まれた夏(mac)
ハワイに娘と
ハタチ(20歳)になるまで
アルハンブラ宮殿への旅
2007年カナダ・バンクーバでのED-MEDIA(会議)に参加して)
・韓国教育工学会に参加して
      韓国語字幕付き
私の大学生活(須曽野)
・     English Version
私の中学校教員生活(須曽野)
・     韓国語字幕付き
研究室メンバーの作品



・大学生ページ

・一般・生涯学習者ページ

・学校現職教員ページ

・小学生ページ
制作用マニュアル 
大学生用デジタルストーリーテリング制作マニュアル(PDF)
シナリオ作成用紙(Wordファイル)

三重大学画像集


フリー画像 三重大学画像集(2010.8.2)
フリー画像 三重大学画像集(2010.6.16)
フリー画像 三重大学画像集(2010.6.17)

三重大学附属教育工学センター(現センターの前身)では、1980年代よりビデオカメラを固定した「ビデオ接写システム」によりビデオストーリーテリング制作が行われています
 

学習活動においてデジタルストーリーテリングを活かす原理

学習活動においてデジタルストーリーテリングを活かす原理
==原理1(学ぶ)==
構成主義
・教授する」という考え方(行動主義学習観)より、学習者が「学ぶ」という考え方に重点を置く。

==原理2(生きる)==
ポジティブ・ライフ/チェンジ
・Appreciative Inquiry(AI)、つまり、組織や個人の持っているポジティブな面に焦点をあて、対話によって組織の理想像を具体化させていく、という考え方を参考にする。

==原理3(使う、活かす)==
多様な能力
・ハワード・ガードナー(1983) がMultiple Intelligences(多重知性論、略称「MI」))で提唱するように、学習者が持つ学力・知性は多重であり、デジタルストーリーテリングにおいて多様な力を活かし、作品を制作する。

==原理4(表す)==
デジタル・マルチメディア表現
・昔の写真、デジカメ画像、手描きの絵などの静止画をつなぎ合わせ、ストーリーを作る。

==原理5(伝える)==
ストーリー性
・制作者が、ストーリー(物語)性にこだわり、作品制作し、視聴者が、作品の中にストーリー性を感じることを重視する。

==原理6(集まる)==
コミュニティへの参加

・授業やワークショップで、全員参加で(一人一人が、または、グループで)デジタルストーリー
を制作する。


研究論文・学会発表リスト
・2007.10 日本教育工学会(早稲田大学) 
 ポスター1 ポスター2 ポスター3  いずれもPDF
・2008.3 SITE2008(ラスベガス)
・2007.3 S
ITE2008(テキサス州サンアントニオ)

デジタルストーリーテリングのことなら何でも自由に書き込んでください。

 制作支援メンバー
 須曽野 仁志(教授)
  研究室ホームページ
  ブログ(Weblog)
  
    susono(a)edu.mie-u.ac.jp

全教科・領域でデジタルストーリーテリングを使うアイデア

1) 修学旅行や見学調査などで学んだことをデジタルストーリーにまとめる。
2) 総合的な学習などでのプロジェクト型学習で、とり組んだプロジェクトの成果を紹介する。
3) 歴史を学んだ後で、単元の内容やある時代についての特徴をまとめてストーリーにする。(現在、歴史学習でのデジタルストーリーテリングの活用は、三重大学以外で大学院生が研究中)
4) 小学校の理科で、「季節だより」を、絵、写真、文章でストーリー化する
5) 理科の実験・観察、技術・家庭科での実習についてレポートする。
6) 日常の生活で、算数・数学が使われていることを集め、ストーリーにする。
7) 音楽史、美術史上、著名な人物について取り上げ、ストーリーを作る。
8) 健康や運動について(例えば「タバコの害」など)、調べたことや日頃実践していることをまとめる。
9) 古典文学作品を現代文や方言に直して語ってみる。
10) 人権・平和学習で学んだことをまとめる。
11) 中・高校生が職業体験で学んだことをレポートする。





韓国梨花女子大学 授業で
日本でのデジタルストーリーテリング紹介 2008.3.31


プロジェクトSのSは「ストーリー」そして、プロジェクト推進者の「須曽野」の頭文字です。「デジタルストーリーテリングを学習の場で、アジアの生活に」を目指しています。

本Webサイトで紹介しているマニュアル、紹介ビデオなどは、ご自由に授業や制作活動で活用していただいてかまいません。
その際は、ぜひ、私たちに変更にご連絡下さると、嬉しいです。 連絡先 susono(a)edu.mie-u.ac.jp (a) は@に変更して下さい。

Asian Digital Storytelling Center の設立を目指しています  Information about Digital Storytelling